こんにちは、よつもと鍼灸院院長の四元です。私は当地で、18年以上にわたり、患者さんの様々な症状に向き合って参りました。
ぎっくり腰・・・辛いですよね。
このページをご覧になっているということは、あなた、またはご家族がぎっくり腰を起こし、どうすればいいんだろうかと、調べられてるんでしょうか。
ちょっとした動きで(あるいはちょっとした動きに見えて)、腰にぎくっと痛みが出てしまって、何なんだ...と思っておられるかもしれません。
☆ぎっくり腰は「腰痛」のうちの一つではありますが...
「腰痛」とは別に「ぎっくり腰」のページを設けたのには理由があります。
ぎっくり腰も腰痛のひとつではありますが、
「ぎっくり腰」の患者さんも数多いし、直接の成り立ちが特徴的だ
ということだからです。
腰痛と言ってもどうやって起こるのかは様々です。
ぎっくり腰はいわば“外からの要因”によります。
腰周辺の血液の流れが悪くなると、筋肉のしなやかさが失われ、
ちょっとしたことでも咄嗟の動きに耐えきれずにいわば捻挫を起こし、痛みが出現します。
このとき、筋肉局所にはちいさな炎症が起こっています。血液循環を改善すると、炎症は解消され、痛みは鎮まってきます。
鍼灸は炎症を改善するのに役に立ち、経過も早くなります。
☆実は...
実は、ぎっくり腰を起こしたとき、安静にしてはいけません。
以前は「大事をとって安静にしていてください」...などとお伝えしていたのですが、
これをやると、かえって治りが悪くなります。
腰が痛くて辛いですから、動かずにいるのは楽ではあります。
ですが、「普段通りの生活を心がける」ことが治りを早くします。
痛くてどうしても動けないかもしれませんね。
その状態で無理して動きなさいとは申しません。一時の休憩はありかもしれません。
ただしその場合、心がけだけでも「普段通り」を意識してください。
強いて安静を心がけるのはよくないことです。
☆医療機関を受診すべき腰痛もあります。
- 外傷後の急性の腰痛。
- 転んだり、高いところから転落して尻餅をついたり、背骨を打撲したあとの急性の腰痛。
などは医療機関への受診をお勧めいたします。
☆あなたが主体で治します、鍼灸はそれをお手伝いします。
ぎっくり腰にかぎらず、症状はあなた(患者さん)がご自分が主体で治します。
そして大切なことは、「症状が治る」と強く信じることです。その上で、症状そのものに意識の焦点を向けないことも大事です。
なかなか難しいことですが、症状がなくなったら行いたい行動を、すでに気分よく行っているというイメージをもつことで、症状に向かう意識を薄めることができ、また症状を司る脳の部位を鎮めることで、症状の緩和に寄与することもできます。
鍼灸はそのお手伝いをします。あなたに適した刺激の種類や量の施術をおこなうことで、効果的にお手伝いすることができます(それが「よく効く」という意味あいです)。
☆患者さんの声
浴室掃除中にぎっくり腰になり....紅葉
朝方の浴室掃除中、突然腰部に激痛が走り、その後布団から起きあがれない状態となりました。元々、腰痛持ちであり、これまでは腰痛が酷くなると整形外科に受診していましたが、今回は病院に足を運べる状態ではなく、インターネットで往診して頂ける診療所を探しました。
その中でよつもと鍼灸院で往診してくださることを知り、夜間ではありましたが、すがる思いで先生に電話しました。
仕事を何日も休むわけにはいかず、その旨を先生に相談したところ、午前・午後と1日2回、2日間施術して頂けるとのお返事で、施術2日目の午前にはシャワーができるレベルまで改善しました。
鍼灸は20代の頃に親の勧めで1度だけ掛かったことがありましたが、効果についてはあまり記憶がなく、それ以降は関心もないままでした。
しかし、今回の件がご縁となり、腰痛を繰り返す私にとっては、よつもと鍼灸院が心強い味方となっています。
安心しすぎて無理をしないよう、定期的にメンテナンスに通いたいと思っています。
(紅葉さんは、当鍼灸院から徒歩で行くことができる場所にお住まいでしたので、訪問施術を行いました。通常は訪問施術はおこなっておりません。)