治療後、あたかも悪化したかのようになるけれど、
その後それが何ともなかったかのようにすっきりする、
そしてあった症状も軽くなっている...
そういう状態を瞑眩(めんげん)といいます。
いわば「好転反応」、もっとわかりやすく言うと「鍼あたり」「灸あたり」。
しかしその反応は、好転する際になくて済むなら、その方がいいのではないでしょうか。
事実、そういった反応が起こることはかなり少なく、むしろ、何ともないというほうが圧倒的に多いのです。
鍼灸臨床上まれだとはいえ、起こることもあり得ますから、瞑眩が起こる可能性があることを、予めちょっと頭の片隅に入れておくといいかもしれません。
典型的な例
先日、腰が痛くて来院された40歳代女性は初回治療後、かなり軽減して帰られました。
本日来られたのですが、その方のお話だと、初回施術日の夕方くらいから体がだるくてきつくて。(以前痛んだことがある)膝や肩の痛みが出てきたけれど、一晩寝ると、今日はすっきりしています。腰はほとんど何も感じなくなりました...。とのこと。
これは瞑眩現象だと考えられます。
ところで、瞑眩現象とは別に、治療刺激がその人にとって強すぎたりすると、
瞑眩に似た症状が治まったあとも、従来の症状はあまりよくならないということがあるかもしれません。
そういったばあい、多くは「自分に鍼灸は合わないんじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、この場合は、誤治(ごじ=治療の誤り)とも言うべきものです。
その人にあった(適合した)治療刺激や治療方法に変更することでそういった状態をなくすことができます。もし、そういったことが起こったら、何なりとご相談ください...。
追記(参考:鍼灸治療後の好転反応と思われる状態について・再び)
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