顔面神経麻痺5
・50歳代、男性
・職業:自営業
・初診2018年5月
主訴:左顔面の麻痺
現病歴:
5月上旬のある朝、珈琲を飲んでいると左口からそれがこぼれてきて異変に気づいた。しかしそのときはその場限りで気になるほどではなかった。
ちょうど脳の健診が必要かと思っているところだったので、知り合いの薬剤師から紹介されて脳外科が有名な病院にいって脳のMRIを取った。
その結果異常なく、「顔面麻痺」との診断。
薬を処方され(二週間分)、顔面のマッサージを説明したプリントをもらってきた。
このマッサージは詳しくは教わっていないが、毎日少しずつ実践している。
その他:
食欲はある、便通はよい、よく眠れる
顔面部症状部位・施術
症状部位:左前額部のしわができない。左耳に時々ズキット痛みがある。笑うと顔が右側に引っ張られる。食べ物が左頬にたまり、口の作業だけでは移動することができない。
口に含んだ水は、漏れないようにしようと努力すれば漏れない(その部分については改善している)。左顔面が熱いような違和感がある。
鍉鍼・毫鍼・温灸による施術。あまりひどくないと判断できたので、梅花鍼ではなく、てい鍼による施術(弱い刺激)を試みた。
(当初よりお灸のセルフケアをしていただく)
・第一診 40点満点スコアは22点
・第二診 〃 36点
家族の言葉として、「ほとんど普段と変わらない」。
ご本人からすれば、まだまだ左顔面にぼわっとした違和感あり。
使用した主な経穴:
左翳風(ひだりえいふう)・左右合谷・左陽陵泉他
施術者から一言:
・発症後、おおよそ一週間あまりで来院されたこと(初診時スコア22点)。
・セルフケアのお灸をされていたこと
が改善が早かったポイントかと思います。
脳の画像検査で異常は見られなかったようだし、初診時に額の表情ができずシワが作れなかったことから末梢性顔面神経麻痺だと判断しました。
お顔の違和感もセルフケアと鍼灸施術を続けていけば早晩消失するもものと考えます。
(他の症状もあり、続けて来院される予定です)
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お読みいただき誠にありがとうございました。
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