２０歳代男性、初診：２０１９年１２月
主訴：右顔面の麻痺
現病歴：２０１９年１２月１３日発症
発症前、１０日に右顎下に違和感があったがたいしたことだと思わず、１１日夜勤で睡眠不足、１２日に忘年会があって飲酒した。
１３日に右眼に痛みがあったので眼科を受診、点眼薬が処方された。その後夕方職場の周囲の人たちから指摘されて顔面の違和に気づいた。
１４日、脳神経内科のCT検査で異常なく、耳鼻咽喉科でラムゼイハント症候群の疑いと診断。１６日に入院し点滴・服薬治療。
２８日退院。（手術もあるとのことだったので、年明け９日に某大学病院を受診して話を聴いてくる予定）
当初は口が動かず、うがいなどをすると水がたくさん漏れていたが、現在は少し漏れる程度。自分の評価では、当初にくらべて10から7くらいになっている。
いまは右耳のつまり・右顔面の違和感がある（笑うときにかなり気になる）。なお耳の水疱は若干だけ。
施術：使用した主な経穴（ツボ）
右合谷・右陽陵泉・右翳風など
（自宅でのセルフケア（お灸）をお願いする）
第一回 （４０点満点スコアで２０点）
額にシワをよせること、口笛を吹くことが全くできない。
第二回 （４０点満点スコアで２４点）
額に少しシワがよるようになる
第三回 （４０点満点スコアで３８点）
ほとんど改善
施術者から一言：ご本人はほとんど違和感がなくなって、
１月９日に大学病院を受診したときには「手術」という選択肢はなくなっていました（笑）。（第二回目が年末で第三回目は年始でした）
医師からもよくなっていくでしょうと言われたとのこと。
三回の施術で（というか、二回の施術とセルフケアで）かなり改善しました。
発症後あまり時間をおかずに処置ができたこと（発症が１２月１３日で１６日には入院）、
当院来院後にはお灸のセルフケアを行ったこと。これが速く改善した要因かと思います。
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