「刺さない」鍼(はり)もあるのです
鍼(はり)には「刺す鍼」と「刺さない鍼」があります。
鍼といったら「刺すでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はすべてがそうではなくて、症状や患者さんの体質やその場の条件によっては刺さない方がいい場合もあるんです。
「刺さない鍼」には
- 初めから刺さないことを前提に作られた用具を用いる場合
- 刺すことも可能だが、あえて刺さない手技で用いる場合
があります。
それで今日は前者の刺さないことを前提に作られた鍼
のお話。
あなたからすれば効果があるのかないのか。
能書きはいいからどっちなの?
ということですよね。
刺す刺さないに関わらず、あなたの体質とか感受性に適合すれば、
それは効果がある、、、と言えます。
これ(患者さんの体質・感受性にあった用具と手技を施すこと)は私たち施術者にとって一生の、そして現在進行形の課題なのですが、、、。
写真は比較的新しい「刺さない鍼」です。
岐阜県の岡西裕幸先生とイトウメディカル(伊藤鍼灸医療器製作所)の共同開発になる
陰陽鍉鍼(つがいていしんん)です。
2014年11月に発売されて以来、「不思議な効果があるてい鍼」だとFacebook上で話題になっていて、+と-に想定した鍼を挟み込むように使うものです。
症状のある局所にトリートメントをしてもいいだろうし、二つの経穴(ツボ)を組み合わせて使う奇経療法に使ってもいいし。組み合わせなくて片方だけで使ってもいいし。
マニュアルなどありませんから、その分ある程度自由に使えるようです。まだ自分の施術の中に完全には落とし込めていませんが、徐々になれてゆきたいと思います。
(追記:2017年3月:陰陽鍉鍼に続いて、さまざまな鍉鍼が開発され、発売されました。私は入手していないので、詳細はよくわかりません。)
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